今日で、事務所に配属しながら実務を学ぶ今年度の新人研修が終わりました。
今回も配属研修においては、直接的な「解」や「知識」を教えるのではなく、どのようにしたら解を導き出す考え方が身につくのかを主眼において、研修を行ってもらいました。
合格したばかりの研修生は、受験時代の癖がなかなか抜けず、自分の頭で考えるよりすぐに解を知りたがる、つまり知識の有無が実務を行うために重要と考えている人が多いと感じています。
ただ、自分の頭で考えず、人から楽して得た知識というのは、得てしてすぐに忘れて記憶の彼方に消えてしまいます。しかし、自分で脳みそに汗をかくほど考えて出した解というものは、記憶の中でしっかりと定着しますし、それらを続けることで新たな案件が現れても自分の力で調べて結論まで導き出す能力が身に付きます。
当初は自分で調べずに解(知識)だけを知りたがっていた研修生ですが、最後は受験では勉強したことのない初めての案件も自分で調べて出来るようになったので、意識改革が出来たのではなかったのではないでしょうか?
大変だったけど得るものが多かった・・・と、ちょっと自信に満ちた顔で事務所を後にしたので、変化変容の少しでも貢献できたのかな? と思っています。
私も教えることで学ぶことができて、いい時間を一緒に過ごさせてもらいました・・・。