昨日に続いて、社会で起きている現象が株価に影響を与えている例を紹介させていただきます。
最近のニュースで、南米原産の「ヒアリ」がたびたび取り上げられています。
攻撃性が強くて、刺されると激しい痛みや、場合によっては強いアレルギー反応を起こす恐れもあるため、ヒアリが発見された自治体では被害が広がらないよう、迅速な対応がされているところです。
海外との貿易の際に利用されるコンテナに生息していたのが原因のようですが、日々多くの荷物が荷揚げされている現状の中で、同様の被害を水際で防ぐことは本当に難しい作業だと思います。
現在、神戸や大阪で発見されているようですが、港がある他の県でも遅かれ早かれ同様の被害が報告されるものと思います。
また、巣が成長すると羽をもった女王の「ヒアリ」も誕生するとも言われており、そのようなヒアリが誕生すると、気流にのって10キロ以上も移動することになりますので、とにかく巣を成長させないという、初期段階での対応が大切になってくると思います。
殺虫剤メーカーも、この「ヒアリ」の駆除対策に力をいれております。
フマキラーでは、「ヒアリ」の情報をフマキラーHPで掲載をしておりますし、アース製薬も同様にアース製薬HPで情報を提供しております。
今回の騒動をうけて、フマキラーは1987年以来、30年ぶりに一時1200円台を超える株価まで上昇となったり、アース製薬も本日は4%を越える上昇となっております。
今後、騒動が大きくなれば殺虫剤メーカーだけでなく、商品を販売しているドラッグストアにも影響を与えることがあるかも知れません。
このように、社会で起こっていることについて、株価は敏感に反応する例として昨日今日、具体例を紹介させていただきました。