今日、所有者不明土地の問題をまとめて解決するための下話をするために家庭裁判所を訪問してきました。
ニュース等でよく耳にするようになった所有者不明土地や空き家に関する問題ですが、そろそろ実務的にも影響が出はじめてきており、解決の必要に迫られる案件が増えてきております。
そんな中、本日、所有者不明土地等対策の推進のための関係閣僚会議の資料が内閣官房のホームページにアップされておりました。
今後の対策推進のための工程表の中に、国土交通省や法務省の検討状況を受けた制度改正のための具体的方向性が掲載されています。
民事基本法制の見直しとしては・・・・
・相続登記の義務化
・登記と戸籍等の連携による登記情報の最新化
・土地所有権の放棄制度等
・共有制度の見直し
・財産管理制度の見直し
・相隣関係規定の見直し
・・・などなど、所有者不明の不動産が増えることを防止する改正を目指しています。所有者不明問題で実務が苦労している現状を考えると、一日でも早く改正をして資産の有効活用を図ってもらいものですね。