私どもの事務所でもご住職からお寺の登記手続きを依頼されることがありますが、最近問題となっている空き家問題と同様の「空き寺」の問題、多くの会社が抱えている後継者不足の問題、ネットでお坊さんを派遣するサービスが台頭するなど、お寺を取り巻く環境もかなり変化してきています。
後継者不足によってご住職が他の寺のご住職を兼任されていたり、誰も管理する人がいない空き寺のまま放置されていたりと、会社と同様、お寺を経営していくのも大変なようです・・・。
先日もご住職とお話をする機会があったのですが、最近心配だとおっしゃっていたのが「お墓」の問題。葬儀に関する意識の変化によってお墓を立てない方が増えてきたり、お墓の承継者がいないことによる管理者不明の問題、墓じまいの問題や檀家さんのお寺離れの問題など、今までは考えられなかった問題への対応に苦労されているようです。
今度、高齢となっている檀家が若い世代へ交代していく過程でお寺離れが加速しないためにも、ご住職には環境変化に対応した新たな存在意義を模索してもらいたいなあ・・と思います。