年末年始になると、お笑い芸人が出ている番組がどの局でも放送されていますが、私も家族と一緒にとある番組を見ておりました。
その番組は、お笑い芸人にちょっとしたドッキリを仕掛け続けるというものだったのですが、その番組の中で、みんなで走高跳びをする場面がありました。
きちんと指定されたバーを飛び越えたにもかかわらず、飛び越えた後に、見えない糸でバーが落ちる仕掛けとなっていたり、着地するマットがヌルヌルに濡れていたりなど、まあくだらない仕掛けをよく考えるなあ・・・と思いながら見ていたところ、その中でなるほどと気づきを得ることがありました。
それは、何度も飛び越えていた高さにもかかわらず、その高さからバーを上げると言いながら、実際には今までの同じ高さのバーに設定しておくというものでした。
芸人が挑戦したところ、今までは余裕を持って飛べていたにもかかわらず、何度も失敗をして結局はその高さを飛べることができませんでした。
今までと同じ高さにもかかわらず・・・・。
おそらく、今までよりも高さを上げると聞いた途端に脳が反応し、自分でマイナスイメージや限界を設けてしまい、身体の動きが飛べないように変化してしまったのかもしれません。
思いおこせば、私も似たようなことをゴルフで経験をしています。
通常のシチュエーションであれば、全く問題ないような距離にもかかわらず、「目の前に池がある」とか「谷越えをしなければならない」という状況になると、脳にある種のマイナスのイメージが刷り込まれてしまい、そのイメージと同じ悪い結果が再現され、「池ポチャ!」「谷へボールが吸い込まれる・・」ということを何度も経験しております(笑)
思ったとおりの結果になるのであれば、常にプラスのイメージを持つほうがいい結果が出るでしょうし、そのような脳の特性を利用して、自分で限界を決めるのではなく、「出来なくても出来ると思い込む」ほうが得ですよね。
一流のアスリートは、成功する自分を常にイメージしていると言われていますが、まさにそのとおりと感じた瞬間でした!