昨日は、仮想通貨を使った事業を展開されている社長を囲んでの会合があり、いろいろとレクチャーいただいたり、意見交換をさせていただきました。
仮想通貨、ビットコイン、ブロックチェーン・・・・など、雲をつかむような話について、とてもわかりやすく説明していただき、さらに理解を深めることができました。
仮想通貨が一般の方にも普及させていくためには、相場を安定させる必要があります。日々変動が激しい仮想通貨は今のところ、投機的に利用されている面が多いかと思いますが、その変動をリスクヘッジすることが出来れば、一般の方も決済手段として気軽に利用することができるようになるからです。
ちなみに昨日の一日の変動ですが・・・・
【ビットフライヤーHPより引用】
上記のようにかなり変動しております。ちなみに、昨日の1ビットコインの最高値が281.156円、最安値が、271.811円で1日あたりの変動が9345円もあります。
当然のことながら、私たちが普段利用しているお金は1万円は1万円として使用できます。午前と午後で価値が変わることがありませんし、今日と明日で価値が変わることもありません。もちろん、物価の変動に伴い、インフレになったりデフレになったりすることはありますが・・・。
この変動リスクをうまくコントロールできるようになれば、普段の生活においての支払い手段に十分なりうると思います。また、仮想通貨が一般の人により広く流通するための意見も社長に提案させていただきましたので、果たしてその手法が採用されることになるかどうか楽しみです。
お話をしていく中で、お金の本質論や今後の通貨のデジタル化やキャッシュレス化の話など、様々な話題となり、やはりお金に関しても環境変化の最中にあるのだということをつくづく感じました。
お金は、存在が当たり前すぎて、普段意識しないものですが、改めて考えるとおもしろい存在です。
社長が話の中で・・・・
「お金と宗教は同じです」という話を、非常に興味深く聞かせていただきました。
つまり、どちらもそれを信じている人の信用によって成り立っているわけです。特に普段何気なく使っているお金は、日本国民すべてがお金だと信じて利用することで、経済がまわっていることになります。
紙幣は単なる紙で、紙自体には何の価値もないわけですが、それを利用する全員がお金と思って信用を共有することにより、単なる紙が価値ある存在となっていくわけです。
日本の人口は約1億2700万人ですから、1億2700万人が日本のお金を信用して利用しています。ところが、仮想通貨は国境がありません。ネット上を行き交っているものだからです。
となると、世界各国の人が仮想通貨を信用することになると、日本のお金を信用している人と比べようにならないほどの多くの人が信用する通貨となりえる可能性があるということにもなります。
そうなると、日本銀行のような中央銀行もコントロールできない、世界各国の共通の決済手段が構築されることも想定されます。また、越境ECなどの国の垣根を越えた電子商取引の支払いに仮想通貨が使われるようになったら、世界中の人を相手に手軽に商売をすることができるようになり、商圏も広がっていくことになりそうですね。
世界を変えていくことをやりたい!という社長のモチベーションの高さに圧倒された会合でしたが、社長の話を聞いて、「変化はチャンス」と改めて感じることができました。