最近、アルコールをほとんど飲まなくなるようになってから、人から「痩せた?」と聞かれることが増えてきました。体重やお腹周りの脂肪が急激に減ったということがないため、自分自身はその変化に気が付かないのですが・・・。
新陳代謝が活発な若い時は、毎日の不摂生があっても体重が増えず、実際、開業当初は体重が50キロもありませんでした。それから20年の時を経て、経過した年数と同じだけのキロ数が増えてしまいました(笑)
長年にわたる食生活、行動などを積み重ねた結果である一度増えた体重を減らすことは、容易なことではありません。
体重と同じく、気が付かないうちに増えていて、減らすのが大変なのが「固定費」です。
固定費は毎月決まった額の支出が予定されているものですから、固定費の増大には注意が必要です。
会社であれば、人件費・賃料・リース料、家計であれば、住宅ローン・携帯料金・水道光熱費・学費などがイメージしやすいのではないでしょうか?
これらは、収入の有無にかかわらず毎月支払いが発生するものです。よって、出来るだけ極小化しておかなければなりません。ところが、毎月発生するにもかかわらず、月々の支払いが少ないとついついサービスに申し込んでしまうということはないでしょうか?
私も、事務所の中の固定費を確認してみると、そのサービスを止めたところで、月々の支払がそんなに減らないからと、不必要なサービスに入っているのがいくつかあります。また、プライベートでも、月々980円だからと、使っていないスマホのアプリがそのまま契約になってしまっているものがあります。
私のように、「月々の支払額が980円だから・・・」と、そのサービスが絶対に必要かどうかを判断することなく、契約を続けてしまうことで、気がつけば月々の固定費が膨れ上がってしまいます。
つまり、固定費がメタボ状態に陥っている状況です。
特に、これから事業を行おうと考えていらっしゃる方や事業をはじめたばかりの方は、収入が安定しないうちに固定費が多くならないように気をつけなくてはなりません。固定費は体重と同じで気が付かないうちに増えてしまい、一度増えたそれらを減らすには相当な労力を要します。
増やしてから減らすダイエットは大変なので、気を許すと増えてしまうものだと意識することが大切ですね。