今日は、税理士事務所から相続手続きの紹介をいただき、お客様と打ち合わせするため、都内まで行ってきました。
ご両親はすでにお亡くなりになられていて、ご兄弟に相続が発生した案件でした。
兄弟はお二人で、ご結婚もされていらっしゃらなかったので、相続人はお客様お一人だけでした。事前にご準備いただいた書類を確認させていただきながら雑談をしておりましたら、あることに気付きました。
今回、相続人になられたお客様もご結婚されていらっしゃらなかったため、今後、お客様に相続が発生した場合に相続人が不在のため、ご自身で築かれてきた財産すべてが【国】に帰属してしまいます。
そこで、お客様に将来的に起こりうる潜在的なリスクのお話をさせていただいたところ、認知症になった場合の自分の生活のこと、お亡くなりになった後のことで不安を抱えていらっしゃったことなど、今までモヤモヤしながら、誰に相談していいかわからずそのままにされていたことなどをお話していただけました。
「お元気なうちに対策しておけば、ほとんどのお悩みが解消しますよ!」とお伝えしたところ、少し安心していただいたようで、今回の相続手続きが完了したら、引き続きお客様の終活対策をお任せいただけることとなりました。
将来のことを不安に感じながら先送りしてしまいがちな問題でしたが、今回は相続手続きがきっかけとなり、お客様も将来に備えることをご決断いただくこととなった事案でした。