神奈川県の行政データーが大量に蓄積されたハードディスクが、ハードディスクの廃棄を依頼された事業者の社員によってネットオークションで転売されていた事実が判明しました。
個人名や住所、納税記録などの個人情報が含まれた大量のデーターが流出する可能性があり問題となっています。
県庁内の職員による身内の犯行ではなく、ハードディスクの廃棄を依頼されていた業者による不祥事ということで、信頼して廃棄を依頼していたにもかかわらずこのような事態になるとは決して他人事ではないと感じています。
私たちも個人情報が含まれた書類を廃棄する際は、専用のダンボールに書類を入れ、機密情報を溶解してくれる業者に依頼して処分をお願いしております。
つまり、この専用のダンボールには機密情報だらけということになりますので、このダンボールが適切に処分されない事態が生じた場合は、同じようなことにならないとは言い切れません。
当然、大手の信頼できる業者にお願いしているのですが、最終的には人が介在して作業を行うので、確かに何が起きても不思議ではありませんね。
場合によっては意図的に情報漏洩することもあり得るわけですから・・・・。
たった一人の社員の不祥事で、機密情報の処理を依頼した企業の信用が失墜する最悪の事態に至ってしまうことを痛切に感じた出来事でした。