今では、ほとんどの方がスマホを持っており、携帯電話で相手と会話したり、伝えたいことをメールするのは当たり前となっています。
スマホを持たず(又はスマホを利用せずに)、一日を過ごしたというのは最近の記憶にはないくらい、なくてはならない存在となっています。
実は今日、ある方の紹介で初めてお会いするお客様と東京駅で待ち合わせすることになりました。
その方から事務所宛にお電話があり、ご相談の内容を予めヒアリングし、待ち合わせ場所と時間を確認する前に、連絡先として携帯番号をお伺いしようとしたところ、「携帯電話は面倒くさいので、持ってないんです・・・!」との一言が。
携帯電話を持っているのが当たり前と思い込んでしまっているので、いささか驚きつつ、「初めてお会いする方と東京駅という広い場所で確実に会えるようにしなくては・・・」と感じ、綿密な場所の確認をお互いに行いました。
私が新宿から中央快速で東京駅に向かうことをお伝えし、先頭車両の一番前が着くホームの場所にお客様が待っていらっしゃること、お客様が着ていらっしゃる服装の確認、万一お会いできなかった場合に備えて私の携帯番号をお伝えするなど、情報を共有し、想定されることについても前倒しで確認し不備のない打ち合わせを行いました。
おかげで、初めてお会いするにもかかわらず、指定の場所に到着してすぐにお客様がいらっしゃると一目でわかり、無事、打ち合わせを行うことができました。
考えてみると、いつでも携帯電話で連絡が取れると思うと、「打ち合わせ漏れがあってもまた電話で聞けばいいや・・・」と、無意識のうちに、深く考えることなく相手とコミュニケーションを図っていたような気がします。
考えてみるとメールも同じで、手紙でやり取りをする場合は、こういう表現にすると相手はどう感じるかを熟慮しながら手紙を出したりするのですが、メールだと深く考えずに文章をおくってしまったり、送信されてきたメールも斜め読みしたりと、案外一つひとつのコミュニケーションを疎かにしてしまっているなあと感じました。
便利になっているがゆえにコミュニケーションがおろそかになっていないか、今一度考えさせられる出来事でした!