昨日、遺産分割協議をするために訪問させていただいたお客様との間で「墓じまい」の話がでました。
先祖が入っているお墓に、今後入る予定のある人がいなくなり、その管理の負担を自分の子どもたちに引き継がせたくないので、自分たちの代で墓じまいを決めたい・・・というご要望でした。
最近、終活や相続のご相談を受けていると、墓じまいに関することも話題にのぼることが多くなってきましたし、実際に田舎の実家のお墓を墓じまいしてお骨を自分の近くの墓地に埋葬し直したり、お寺や霊園が管理してくれる永代供養墓にお骨を移したというお客様もいらっしゃいます。
厚生労働省の平成29年度のデータによると、墓じまいなどの改葬は全国で年間「10万4493件」にものぼり、年々数が増えてきておりますので、身近で相談が増えているのも納得です。
ちょうど、本日のNIKKEIプラス1のくらし物語で、お墓に関する特集がされておりました。それによると、お墓を必要としない人が増えて、遺骨や遺灰を自宅に置いたり、ペンダントやブレスレットに入れて身につける手元供養が広がってきているとのこと。
故人をいつでも身近に感じることができ、お墓のように管理や費用の心配がいらないのがメリットです。
今後、価値観の多様化で葬儀や供養の方法も今までとは異なる形に変化していきそうですね。