このブログでも何度か取り上げていた大塚家具の問題ですが、昨日とうとうヤマダ電機の子会社になることが発表されましたね。
独自の高価格路線で成功し、数年前まではキャッシュリッチな会社であったにもかかわらず、お家騒動から創業者である勝久会長が会社を去り、代わりに社長となった久美子氏の低価格路線への変更が功を奏さず、毎年のように赤字を積み重ねて現金が流出した状況でした。
金融機関や中国のファンドからの資金調達も上手くいかなかったことで、ヤマダ電機から金銭的な支援を受けて子会社として存続する方法を選択したようです。
大塚家具の現在の発行済み株式数は「2846万700株」で、資本金の額は「23億9429万9839円」となっており、ヤマダ電機に対し3000万株を43億7400万円で発行することで資金を調達し、ヤマダ電機は大塚家具の過半数の議決権を取得することとなります。
ヤマダ電機は電化製品だけでなく、エスバイエルホームも買収し、住宅事業へも業務範囲を拡大しておりますが、これに大塚家具を子会社化したことで、住宅の総合事業としてのシナジー効果を発揮し、双方にとってウィンウィンの関係になることができるのか見守ってみたいと思います。