10月1日から昨日までの15日間で「5804億円」が何かに使われていますが、何の数字だがわかりますか?
実は、日銀によって株式市場を買い支えした金額です。この数字は日銀のHPで確認することができます。
【日銀HPより抜粋】
22日間のうち、株式市場で取引が行われない土日祝日を除くと、実質15日で5804億円という金額が日銀から株式市場に投入されています。
それではどれだけの効果があったのか、日経平均の株価の動きを確認してみると・・・
残念ながら、日銀の援護射撃もむなしく10月の値動きは右肩下がりとなっており、今日にいたっては、前日比604円安となっています。本日日銀が株式市場に資金を投入したかは明日のデータを見てみないとわかりませんが、今まで日銀による買い支えが心理的に下落を止めるストッパーの役をしていたのですが、効果が薄れてきたのかもしれません。
劇薬と同じで、非常事態の際に効果的に服用すれば効果があったのに、飲み続けてしまったことで効果が無くなってきたのでしょうか?
逆に副作用が生じていることのシグナルなのかもしれません。
日銀や公的機関による株式市場の買い支えの効果がなくなった時の副作用はどんなことになるのか想像もつきませんが、バブル崩壊や〇〇ショックの始まりでないといいのですが・・・。