昨日から、MAS監査サービスを受けることとなりました。
当事務所の経営理念やビジョンに基づいて、中期経営計画を策定し、その中期経営計画について、Plan→Do→Seeのサイクルを自分達自身で回していけるようにするため、支援をいただくこととなりました。
司法書士事務所は、スポットの仕事や急ぎの仕事が多いため、意識していないと目の前の仕事をこなすことだけで精一杯となり、あっという間に一日が終わってしまいます。そのような毎日が繰り返されると、気がついたら・・・・という事態にもなりかねません。
今年の年初のミーティングで、今後5年間の目標などを設定していたのですが、専門家に指摘していただいたことで、まだ目標が具体的なイメージまで落とし込めていなかったこともわかりました。
また、月に1回実施されることで、否が応でも経営に対して向き合わなければならない時間ができますし、時間が無いからと後回しにすることもできなくなりました。
いわば、MAS監査サービスを利用することで、強制的に時間が天引きされることとなり、目標と現実の乖離についても、常に向き合わなければならない仕組みをつくることができました。
スタッフも参加することで、自分の理念がどこまで浸透しているかが客観的に確認できましたし、未来図を一緒に描くことにもなりますので、当事者意識をもって理念を共有することができます。
こうありたいという姿を描かなければ、意識も行動も起こりません。航海図も持たずに船出をすれば、船も大海原で漂流してしまいます。理念や目標を持たずに経営をしているということは、まさしくこのようなことと同じなのだと、改めて感じさせられました。
この1年をかけて、しっかりと目標までの航海図を作りこみをし、時には嵐で航路を変更することもあるかと思いますが、最終的には目的地に到達することができるよう、船長としての舵取りをしていこうと思います。
MAS監査サービスは、事業承継の案件の際にも活用することができ、中小企業の支援に役立つと思いますので、自身の業務にもしっかりフィードバックし、お客様にさらなる付加価値を提供できるメニューにしていきたいと思います。