SOMPOホールディングス株式会社が2018年8月28日から9月6日の間に全国の30代から50代の男女を対象としたアンケートによると、認知症に備えた費用を準備している人の割合が1割しかいないという結果になりました。
ご自身が認知症になったときに備えて、費用の準備をしている人の割合は1割で、備えにお金をかけている1割の方の平均は約72万円との数字となっておりました。
また、アンケートの質問の中で、「ご自身が高齢者になったら、何が一番不安ですか?」という問いに対し、「収入」と答えた人が44.6%、「認知症・介護」と答えた人が34.9%で、上位2つで約8割を占めていることもわかりました。
34.9%の方が将来の認知症・介護に不安を感じていらっしゃるにもかかわらず、「認知症になった場合に備えて、ご自身が何か取り組んでいることはありますか?」という問いに対して、73.3%の人が「何もしていない」と回答し、大半の方がリスクを感じていながら何もしていない現状が浮き彫りとなりました。
まさに「知っていること」と「していないこと」のギャップがアンケート結果の数字からもわかります。
ちょうど昨日、私と同年代の社長様から、「自分が将来判断能力がなくなった時に備え、会社の経営権に支障が出ないように相談にのってほしい」という依頼を受けました。
上記の社長のように、対策を早めに考えることで、将来のリスクを相当軽減することが出来ます。認知症になる・ならない・・・はもちろん誰にもわからないことです。
認知症に対する対策は、一種の保険だと思って万一のリスクに早めに備えておくことをおススメします!