最近の日経平均株価が不安定な動きを繰り返しています。
日銀のホームページに掲載されているETFによる株式の購入が、10月9日から5営業日連続で毎日700億円を超えていることからも、現在の相場状況を物語っていると思います。
悩ましいのが株式の売買のタイミングです。
といっても自分が株式をすることではなく、お客様からお預かりしている株式のことです。
お客様から預かっているというと語弊があるかもしれませんので、正確には相続手続きの資産承継業務において、お亡くなりになられた方の相続財産の名義書き換え、換価手続きを依頼された場合に、株式が含まれている場合です。
数千万円から数億円の株式を運用されていた被相続人の方もいらっしゃり、そのような場合に相場が急変する事態が起きると、相続した時の評価額から一日にして数百万円から数千万円も下がることもありますので非常に気を使います。
株式の相続手続きを行い売却することが出来るまでに一定の日時を要してしまいますので、その間にそういうことが起きた場合、私たちの責任ではもちろんないのですが、結果として相続時の評価額より下がった状態で現金をお渡しすることとなってしまいます。
よって、株式の相続手続きの際は、お客様からこちらの手続き遅延によって売却のタイミングが遅れて損失が拡大したと思われないよう、手続きを先送りすることなく優先して手続きを行うことにしています。
急いで手続きを行った売却したにもかかわらず、売却してから株価が上昇!ということもありますので、株式の売却のタイミンングは本当に難しいです。もちろん、お客様に確認してから売却するのは言うまでもありませんが・・・。
まさに神のみぞ知る世界です。