本日、東京商工リサーチから2017年1月ー12月に全国で新設された法人数が発表されておりました。
それによりますと、上記の期間に設立された法人は、13万1981社で、前年比3.1%増となっています。また、新設法人のうち合同会社は2万7039社で、前年比14.4%増で新設法人の5社に1社が合同会社として設立されたことになります。
ちなみに、合同会社の新設法人のここ5年間の推移ですが・・・
2013年・・1万4434社
2014年・・1万9737社
2015年・・2万1928社
2016年・・2万3627社
2017年・・2万7309社
と右肩上がりで増加しています。
会社法設立時には、信用面で株式会社に劣るということで選択されることが少なかった合同会社ですが、施行から時間が経過して合同会社が認知されてきたことや、株式会社よりも自由な意思決定で経営を行えるというメリットが浸透してきたことが増加の一因のようです。
合同会社を新規設立するだけでなく、株式会社で設立したものの合同会社へ組織変更してする動きもあるようです。私も利用しているアマゾンの日本法人も、当初はアマゾンジャパン・ロジスティクスという株式会社でしたが、平成28年5月1日に、「アマゾンジャパン合同会社」へ組織変更されています。
自由な意思決定が可能なだけに、定款の定め方も株式会社よりも工夫する必要あります。事業の行うために法人設立する形態として、主に、株式会社・合同会社・一般社団法人が選択されています。
それぞれのメリット・デメリットをご理解いただき、ご自身にあった法人を選択することをおススメします。