高島屋の上半期の営業利益が前年同期比3%減の130億円となったようです。
当初予想は8%増を見込んでいたところ、長梅雨など天候不順の影響が大きく婦人服など夏物商品の販売が悪かったとのこと。
関東地方の梅雨明けが7月末にずれ込み、しかも晴れ間が少なく低温が続いた影響が大きく、夏のクリアランスセールで衣料品、雑貨が振るわなかったことが要因のようです。
これまで百貨店の売上に寄与してきた訪日客の購買力も、中国経済の減速から低下したことも影響しているようです。
10月からの消費税引き上げを前に、腕時計などの高額品や衣料品の駆け込み需要が膨らむと予想していたが、思ったほど駆け込みが起きなかったこともあるようです。
食料品(酒を除く)が8%のまま据え置きされることも影響しているのでしょうか、前回増税時(2014年4月)に比べ、駆け込み需要が私たちにもあまり感じられないのですが・・・。
来年6月までの期間限定ながらキャッシュレス支払い時は、増税分のポイント還元や大手コンビニの2%値引き販売等の告知が影響しているからでしょうか。
ということは、来年6月末にかけて駆け込みが発生するかもしれない、つまり先送りということになるのでしょうか。
あるいは、日本の平均的なエンゲル係数25%から類推すれば、増税対象品の方が圧倒的に多いでしょうから、財布のひもが固くなっている表れでしょうか?