昨日の「Mr.サンデー」で、お笑い芸人であるキングコング西野さんの活動について、特集をやっておりました。
西野さんと言えば、世間を騒がせた「はれのひ」問題で被害にあった成人のために、改めて成人式を行おう!とネットで呼びかけ、約100人の成人を自腹で招待したことが話題となっております。
(最終的には、趣旨に賛同する方からの協賛や協力もあったようですが・・・)
テレビを見ながら素晴らしいと感じたことが2点。
まずは、人を巻き込む魅力です。「はれのひ」の被害を知って、多くの人にネットですぐに呼びかけたこともそうですが、番組の中でも、心臓病で外出できないお子さんをお持ちのお母さんから、出張の絵本展を開催して欲しいという子供からのメッセージを見せられ、その場で「やりましょう!」と即決断し、すぐに他人を巻き込んでプロジェクトを実行していきます。
決断と実行力を伴うリーダーシップを発揮することにより、周りの人がぞくぞくと西野さんに協力し、彼がしたい事を実現していく様子を見て、カリスマ性を感じる人に共通しているものをもっているような感じがしました。
また、経済についてもセンスがありますね・・。
例えば、「100万人の人の目にふれれば、そのうちの何万人かは中身を信用して購入するはず」と考え、絵本の中身をネットで無料公開した結果、アマゾンの売上がなんと1位となり、彼の仮説が見事に実証されました。
商売では、損して得をとれといいますが、西野さんは、まずお金を貯めることを考えるのではなく、信用を貯めること、つまり「貯金」から「貯信」の時代になるので、損してでも信用を得ることが大事・・・という趣旨の内容の話をされていました。
クラウドファンディングを利用して資金を調達していることや一連の行動について売名行為などではと批判され、ネットで炎上しているようですが、困っている人を助けずに他人を批判するより、他人のために自分が出来ることは何かを考え即実行することは素晴らしいことであり、なかなか真似をすることはできません。
さらに、人助けをしながら、最終的には自分にも利益が来る仕掛けをするビジネス感覚や、周りの人に影響を与えることができる魅力を持ち合わせており、芸人西野さんとは違う一面を垣間見ることができました。