今日の午後は、あるお客様のご自宅に訪問して、相続に関する打ち合わせと提案をするためのヒアリングに行ってきました。
相続人となられる方も同席されており、親子の間で意見の相違が見え隠れしていましたが、「財産を残す親の気持ち」、「財産を譲り受ける子の気持ち」を話し合ったことで、関係者全員が納得すると思われる落としどころがわかったので、みなさんの意向や相続税にも配慮した提案をこれから考えていこうと思います。
私たち第三者が存在し、家族会議の調整役となることで、当事者では感情的になってしまうような場面も、すぐに冷静さを取り戻すことができ、お互いの気持ちを確認できるいい機会になったのではないかと思います。
何も想いを伝えることなく相続が発生し、相続手続きにおいてトラブルが生じるケースが散見されますが、それぞれが違った価値観を持っていることを尊重しながら、全員にとって最もいい結果となる方法を家族全員で模索していくことは本当に大切だと思います。
昔と異なり、最近は終活が一般的となってきて、生前に相続が発生したことについて家族で話をすることはタブーではなくなってきていますので、争族でなく想族となるよう、家族会議で話し合ってみるのもいいかもしれませんね。