規制改革推進会議で、会社設立などの登記手続きの際に、インターネットのサイトにIDとパスワードでログインし、必要な事項を入力するだけで設立登記が完了できるようにすることが検討されているようです。
オンラインで登記を申請する場合は、司法書士に依頼して司法書士が電子署名をして手続きを行うのが大半で、自社でオンライン申請を行う場合は、法務省が発行する電子証明書を取得するなどのハードルがあるため、あまり利用されている会社はないように感じます。
しかし、このIDパスワード方式が実現すると、誰でも気軽に専門家を頼らずに会社を設立することができるようになりそうです。今でも、クラウド会計のfreeeでは、会社設立が5分で無料作成できる仕組みをつくっています。【無料で設立書類作成】
現在の仕組みでは、電子署名の関係で、作成された書類を紙で法務局に持ち込む必要がありますが、IDパスワード形式に改正となれば、この仕組みを使って入力したデータと法務省のシステムを連動させて、より簡単に会社を設立することができます。
また、簡単に設立ができるのと同時に、情報を各手続きで活用できるように共有できる環境も整備されていくようです。各省庁とのデータの共有、民間とのデータ連携がますます進んでいきそうです!
【規制改革推進会議資料より引用】