今朝、テレビのニュースを見ておりましたら、京都に修学旅行に行った時の定番のお土産である「八つ橋」の創業の年を巡って争いになっていることを知りました。
八つ橋の老舗である「株式会社井筒八つ橋本舗」の会長が、同じく老舗である「株式会社聖護院八つ橋総本店」が宣伝している創業元禄2年(1689年)が事実でないとして、不正競争防止法に反することを理由として提訴したようです。
ちなみに1689年は、「生類憐みの令」で有名な「綱吉」が5代将軍だった時の時代です。
果たして、この時代に創業していたかどうか、どのように立証していくのか興味があるところです。
ちなみに、京都には14社の八つ橋製造販売会社があります。
京都八ツ橋商工業協同組合のHPによると・・・
・株式会社聖護院八ツ橋総本店
・株式会社都
・有限会社平安八ツ橋本舗
・本家八ツ橋西尾株式会社
・株式会社八ツ橋屋西尾為忠商店
・株式会社東山八ツ橋本舗
・有限会社御殿八ツ橋本舗
・株式会社本家八ツ橋
・株式会社井筒八ッ橋本舗
・御車八ツ橋本舗
・株式会社京栄堂
・聖光堂八ツ橋総本舗
・株式会社白心堂
・株式会社美十
以上の14社には、「本家」「本舗」「総本舗」「総本店」など、消費者側が老舗だと連想するような文字が商号に入っております。私なんかは、味が美味しければ創業がいつかは気にしないのですが、京都は海外からの観光客が急激に増加しており、外国人が商品を選択する理由の一つに、創業した年が売り上げに影響しているのかもしれません。
不思議なことに、上記14社会社の商号の中に「元祖」がなかったのが意外でした。元祖は文字どおり、最初に八つ橋を考えついた会社ですからね。
となると、元禄2年よりもっと前に、八つ橋を思いついた元祖の会社があったのでしょうか・・・・?
京都ならではの歴史を感じるニュースでした。