今日、東京マラソンが開催されました。一度は走ってみたいと思っていながら、人気の高さから抽選に外れ続け、今年は申込すら諦めてしまっていました・・・。
都内の名所を沿道の大声援を受け、自分と向き合って走る数時間、市民ランナーにとっては、至福の時間を過ごすことになるのではないでしょうか?
テレビを見ていたら、思いを託して東京マラソンを走るランナーの特集がされていました。その中に、元プロボクサーの坂本博之選手の姿がありました。
幼い頃に両親が離婚し、預けられた親戚で壮絶な虐を受けたことで児童養護施設で幼少期を過ごすこととなり、たまたまテレビで見たボクシングの試合をきっかけにプロボクサーを目指し、苦労しながら夢を形にされた人です。
日本チャンピオンになった後に世界戦にも何度か挑戦しましたが、残念ながらその夢はかないませんでした。当時世界チャンピオンだった畑山選手と、壮絶な打ち合いのすえ、ダウンした試合は今でも記憶に残っています。
そんな坂本さんは、自分と同じ境遇の養護施設の子供たちに勇気を届けるメッセジーとして、東京マラソンに参加されたとのこと。
特集の中で、各地の養護施設を訪問している様子が紹介されていて、熱く語っていたのが「一瞬懸命」という言葉。
「一生懸命」だと常に頑張らなくてはいけないので大変。だけど、一瞬であれば誰でも頑張ることができる。その一瞬、一瞬を懸命に継続して頑張ることで、そのうち点が線につながっていき、自分の夢につながっていくんだよ・・・
そんなようなことを、子供たちに伝えたかったのかなあ・・と感じました。
同じく、「一歩ではなく、半歩でも、すり足でもいいから前に進んでいこう」と、ビジネスにおいても大切な考えについても話をされてました。
実は、今年の事務所のスローガンは「微差を積み重ねよう!」
いきなり変化することは誰にでも出来ることではありません。ですから、毎日ほんの少しでもいいから、昨日よりも今日、今日よりも明日にちょっとづつ変化変容していき、時間の経過と共に、微差が圧倒的な差となる瞬間が来ることを信じ、日々意識するようにしています。
ということで、「一瞬懸命」という言葉がとてもツボにはまったので、早速、言葉のリスト集に記録しておきました!