今日は、子供が学園祭で発表する出し物があるため、妻と学園祭を見学に行ってきました。
2日間にわたる学園祭も今日が最後で、学校全体が生徒たちの熱気で盛り上がっておりました。運よく子供の出し物のいい場所で見学することができ、次の発表の時間まで2時間ほどあったので、学校の中を見学で回ることにしました。
ふと目についたのが生物部の教室。
水槽がいくつかならんでいたため、何を飼育しているのか気になったため、その教室に入ってみることにしました。
すると、ある生物部の学生が私のそばにきて、展示しているものについてガイドのような説明がはじまりました。
デパートでも商品を見ている時に声をかけられるのが苦手で、自分のペースで物を見たいというタイプなので、内心、「自分のペースでゆっくり見たかったのになあ・・・」と思いながら、説明を聞くことにしました。
最初は深海の様子がクジラの死骸と深海魚の模型で展示されておりました。どうやら、息絶えた大きなクジラが海底に沈んだ後の死骸の周りに深海魚が集まることで生態系が出来るようで、何の資料を見ることなく詳しく説明してくれました。
その後も、顕微鏡で微細な生物を見せてくれたり、化石や恐竜の話までしてくれて、いつの間にか、その学生の話をのめり込みながら聞いている自分がおりました。
どうやら爬虫類のトカゲも、飼育しているうちに人に懐くようになるそうで、気がついたら学生が勧めるままに、爬虫類の大きなトカゲも自分の手に乗せておりました(笑)
わかりやすい例えでいうと、テレビでよく見る「さかなクン」が、いろんな魚について熱く語っているあんな様子で、生物が好きで好きでたまらないという学生の話しに、引き込まれてしまった感じです。
「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
よくこの言葉を頭に思い浮かべることが多いのですが、まさにその言葉どおりの学生に出会うことができた学園祭でした。