昨日、ある上場会社の方を講師でお招きし、「不動産登記の将来像」をテーマにブロックチェーン技術を利用したシステム、生産人口の減少を見据えた決済システムの変化などを含む最新の技術について、講演をしていただきました。
2年前に依頼させていただいたものの一度はお断りされてしまいました。しかしながら、どうしても話が聞きたくて再度アタックし、相模原支部の研修として実現することができました!
まったくコネがなかったにもかかわらず、電話やメールで想いを伝えさせていただいたところ、お忙しい中にもかかわらず本社で打ち合わせの時間も取っていただいた結果、常務取締役直々に講師をしていただくことができました。
やはり、何事もあきらめてはいけませんね・・。しつこいくらい想いを伝えるとなんとかなるものです(笑)
話をお伺いし、環境変化にアンテナを立てていないと、変化に気付いたその時にはすでに遅し・・・ということを改めて感じました。おそらく、私たちが普段行っている定型業務は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる仕組みで代替されていきそうです。
ちなみに、人工知能である「AI」は、いろんな情報を学習することによって物事の分析や判断を行うもので、人間に例えると「頭」で行っていることを代替するようなもの、「RPA」は、特定のプログラムを作成し、一定の定型業務を自動化するためのもので、人間に例えると「手」で行っていることを代替するようなものだと理解しました。
電子政府政策を政府で行っており、行政手続きの効率化や合理化をすすめていますので、おそらくこのRPAが各種手続きに取り入れられるようになり、その業務に携わる多くの士業の業務が「自動化」されていきそうです。
このRPAは、今のインターネットのように10年以内には特別な知識も必要なく普通の人が使いこなせるようになるだろう・・という話がありましたので、定型業務依存からの脱却を早めに実行する必要があります。
確かに、人間であれば一日8時間の作業で、人間特有のミスをおかすことを考えると、プログラムで自動化することで、「24時間365日」処理することが出来るうえに、ヒューマンエラーのようなことがないというIT技術の特性を考えれば、定型業務をRPAで自動化していく流れは加速していく気がします。
RPAを業務の中に上手く取り入れ、付加価値の高い仕事に専念する環境を作っていくことが今後求められてくると思います。
ずっと聞きたいと思っていた講演内容でしたので、非常に刺激となる内容でした!