昨日の東京都議選ですが、相当の大差がつきました・・・・。
小池知事の人気にも陰りが見えていたかに思えた選挙戦の前半でしたが、自民党にいろいろな不祥事が重なり、潮目が変わった結果、あれほどまで差がつくのですから、まさに政治の世界は一寸先は闇です。
選挙結果をテレビ東京の「池上彰の都議選ライブ」で見ておりました。一般視聴者にも選挙のポイントをわかりやすく説明するために、特製の模型を使ったり、バスツアーで豊洲市場などの現地を訪問して回ったりと、池上さんの番組は、視聴者目線でわかりやすい番組づくりがされているなあと、つくづく感じます。
そんな池上さんも、政治家相手のインタビューの際は豹変します。
「池上無双」と呼ばれていますが、どんな政治家が相手であろうとメッタ切りです。普通の司会者であれば、その場の空気をよんでお茶を濁すような聞きにくいことでも、なりふり構わず鋭い質問をしていくので、見ているこちらがハラハラします!
昨日も、政治家としての経験がない小池チルドレンが当選のインタビューを受けておりましたが、当選のお祝いの言葉はそこそこに、政策についての質問が矢継ぎ早に飛んでおりました。
これから都政に携わる人からすると、しっかりと答えを持っていなければならない質問だと思いますが、答えに窮する場面が何度かありました。政治に不慣れな小池チルドレンが多く当選した危うさを、鋭い質問を通じて、私たちに暗に示してくれようとしたのではないかと思います。
それにしても、インタビューを受ける方からすると、当選の喜びもつかの間で緊張するんでしょうね。実際、何人かの都議も事前に池上さんのインタビューを断ったそうですので・・・・。
安倍さんも、今まで1強で長期政権を持続してきましたが、ここ最近の緩みはちょっと心配です。市場では、自民の大敗で株安・円高で波乱の相場になるのではと予想する声もありましたが、今日のところは株高・円安で取引は終了しました。
それにしても、理念や戦略をしっかり持ったリーダーに変わると、周りを取り巻く環境も劇的に変わっていくものですね。知事に就任当初は、記念撮影にも応じてもらえないほど議会との距離がありましたが、これで形勢逆転です。
ぜひ、小池知事の座右の書、「失敗の本質」から学んだ戦略を活用して、都民ファーストで都政を運営する組織づくりをしてもらい、今までと同じ失敗の繰り返しが起こらないことを期待しています!