今日は、空き家を含む相続手続き全般に関する打ち合わせに行ってきます。
事前にいただいた情報では、相続財産である不動産の中が「モノ」で一杯になられているようです。
空き家に関する案件を受託し、いわゆる「ゴミ屋敷」状態となっている現場を最初に見た頃は、「!」・・・と何とも言えない衝撃に襲われていたのも事実です。
しかし、幾度となく現場を実際に拝見していく中で、そのゴミ屋敷に至る過程の背景を考えるようになってきました。
認知症になられたことで、同じ商品を何度も購入して部屋一体に埋め尽くされていた事例、外に出ることを拒まれ一日中家の中で過ごされていたのか、家の中を数百本以上のビデオテープで埋め尽くされていた事例、身内の方がすべてお亡くなりになられ、お一人暮らしだった方が孤独死された自宅が、玄関からすでにゴミで埋め尽くされていて足の踏み場もなかった事例などなど・・・。
いろんな現場に立ち会うことで、モノやゴミが増えていくことは、何らかのSOSだったんだろうなあ・・・と思うようになりました。現場まで実際に足を運んでみることで、その現場が訴える「何か」に気付くことができます。
今日の現場も、そんな状態になっていると思われます。まずは相続人の方にとって大事な「思い出のモノ」と「不要なモノ」との分別、つまり遺品整理から着手するために、業者の方と一緒に現場での打ち合わせに立ち会ってきます!