日本で初めての個人信託専門会社を立ち上げた「朝日信託」が、遺言の文案を自動作成するシステムを開発した旨の記事が、本日の日経に掲載されておりました。
営業担当者が、相続に関する法律や税務に関する知識がなくても、そのシステムを活用すれば、遺言を自動作成できるほか相続税の試算もでき、節税のために生命保険への加入や生前贈与の提案ができるようになるとのことです。
10月から地方銀行などに提供していくようで、1行あたり初期費用が「100万円」、維持費用が「年間10万円」と、システム導入が容易な金額設定となっております。
IT技術や自動化の流れによって、私たちが扱っている業務が、どんどんとそれらのシステムによって、代替されつつあります。
しかしながら、私たちは自動作成では実現しえない、お客様に寄り添った完全オーダーメイドの遺言書の作成をお手伝いしておりますので、お客様にその点を価値として感じていただくことで、差別化を図っていこうと思ってます。
これらのシステムがきっかけで、多くの方が終活に関して意識的に取り組んでいただけるようになるのであれば、それはそれでいいのではないかもしれませんね・・・。