2016年の日本人の平均寿命が発表となっておりました。
女性で「87.14歳」、男性で「80.98歳」で、男女とも世界2位で、世界1位は香港となっておりました。
日本で2007年に生まれた子どもの半数が107歳よりも長く生きるという予想をしている本もあります。「LIFE SHIFT」
将来的には寿命100年時代が到来することになるそうですし、先日、NHKで「AIに聞いてみた・どうすんのよ!日本」という番組でも、85歳以上の就業者が54%増加するとの予想をAIがしておりました。
高齢社会に伴って生じるトラブルや平均寿命と健康寿命との差の期間に起こるリスクについて、今までのブログでも何度か書いてきましたが、自分自身も改めて、今までと違うサイクルで人生設計を計画しなくてはと考えさせられました。
ちなみに、厚生労働省の平成25年の「健康寿命」のデータでは、女性が「74.21歳」で男性が「71.19歳」となっております。発表のあった「平均寿命」との差を見てみると、女性で「12.93年」、男性で「9.79年」となっています。
健康寿命は、認知症や寝たきりになることなく今までどおり健康的に日常生活を送れる寿命ですから、平均寿命だけ長くなるのではなく、健康寿命と平均寿命との差をなくしていくことも大事なことだと思われます。
つまり、この差の期間が長くなるということは、認知症などで自分の大事な財産を管理したり処分したりすることが出来なくなってしまう期間も長くなってしまうということになります。
運動不足が脳に影響を与えて、認知症の原因となるということを聞いたことがあります。健康寿命を延ばすために、体を動かすことは健康管理や精神衛生上にもいいとわかっていても、後回しになってしまっている方が多いのも事実です。(私もその中のひとりです・・・)
しかし、この健康寿命と平均寿命との間のリスクについて対策をしなかったために、困って相談にいらっしゃる方が増えてきております。運動して健康的な生活を送ることも大事ですが、将来の起こるうる万一のリスクについても早めに考えてみてはいかがでしょうか?