昨日と今日、一泊二日で私の師匠とその仲間と8人で、千葉に出かけてきました。当日までの段取りや当日の仕切りは幹事が役割を担ってくれていました。
今日の幹事の仕事ぶりを見て、改めて感じたことを書いてみたいと思います。
宴会や旅行などを企画するとき、グループの中で幹事が暗黙の了解で決まっているケースがあります。
幹事というのは、うまくいって当たり前と思われているせいか、何かアクシデントが起きたときは、不満のはけ口が幹事に回ってくることがあります。
「自分のせいではないのに・・・」と内心思いながら、笑顔で幹事役を引き受けていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
突然のキャンセル、予算オーバーで自己負担をせざるを得なくなった、予定と異なる行動をされた、わがままを言われる・・・など、幹事をされた方は思い当たるフシがあるかと思います(笑)
しかし、この幹事の力量でその場が楽しくなるかそうでなくなるかが決まるといっても過言ではありませんし、幹事の力量が仕事の力量にも影響していると思うことがあります。
私の周りにも、見習うべき幹事役の人がたくさんいて、確かにそうだなと感じることがありますし、勉強をさせられることも多いです。
幹事の役割は当日だけではありません。参加者の好み、人数、男女別、人間関係などを分析して企画をたて、お店や会場についての情報収集をしたうえで予約を完了させ、当日のスケジュール、留意点など、伝達事項を余すことなく参加者に情報発信します。
参加者が忘れていたり勘違いしないよう、直前にリマンイドをかねて再度情報発信する気配りも必要です。
当日は、気配りのアンテナを最大限に立てて、参加者の一人ひとりが楽しく過ごせるよう配慮し、トラブルが起こった場合は速やかに交渉し、問題解決に導くことも役割のひとつです。
つまり、会合を成功裏に終わらせるためには、幹事の情報収集力・情報発信力・分析力・企画力・交渉力・問題解決力などの力が必要であり、周りから自然と幹事に推される人というのは、このような力が備わっている人ではないでしょうか?
上記にあげた「○○力」は、仕事でも要求されるものであり、幹事の大役をしっかり果たされる人は仕事も出来る人だと思っております。
つまり、仕事も幹事役も、それらが出来る人に自然と任されるということです。
今回の企画に至るまでの流れや一緒にいた2日間を通じて、幹事という役割をビジネスの視点から考える、いい機会になりました。