昨日、ある問題の打ち合わせをしておりました・・・。
その問題とは、「所有者不明土地」の問題です。
ある事業を行うにあたり、対象地の所有者を特定する必要があり、事業者の方で長期間にわたって調査をしたものの所有者が特定できなかった案件についてどうしたらいいのか相談したいとは事前に聞かされていたのですが・・・・。
仲間の司法書士数人と案件の資料に目を通すなり、「こ、これは・・・」と絶句。
今後どれほど大変な労力がかかるのかすぐに想定されるものばかりでした。
明治30年に登記がされてから現在まで登記が放置されているものや本来であれば住所氏名で登記がされるべきところ、氏名しかない登記などが、複数存在しておりました。
所有者不明土地は全国で問題となっておりますが、自分の身近な地域でもすでに相当数の所有者不明土地が、公共事業などの妨げになっている現状を身をもって体感しました。
こんがらがった釣り糸をほぐすように、あきらめずに根気よく作業を続けていく必要のなる案件となりそうですが、問題解決のためにかかる時間は相当なものになりそうです・・・。