日曜日、月曜日と宇都宮に行ってきました。
宇都宮と言えば、「餃子の街」ですね。駅前の至る所に餃子のお店がひしめきあっています。
餃子日本一の称号を浜松から奪還したようで、各店舗のポスターにその旨がアピールされていました。餃子マップを見ながらお店をチョイスしたのですが、有名店は朝から閉店まで混みあっているようです。
宇都宮に来たからには餃子を堪能すべく、お店をハシゴして楽しんできました。海外からの観光客も多いようで、駅前の商業ビルが改装されていてホテルにリノベーションされており、オシャレな空間で部屋も広く、商業ビルが華麗な変身をとげていました。「ホテルアールメッツ宇都宮」
郊外の大型店舗にお客様を奪われて、地方の駅前のビルは閑散としている光景をよく目にするのですが、強みの観光資源をもっている場所であれば、空きビル対策としてホテルへ再生するのもありだな・・と感じました。
それにしても、街全体が餃子で観光客を誘致しようと一丸となっていることがわかります。ちなみに、地域が一体となって観光客を誘致することを行う「DMO」という制度があります。
観光庁のHPによると、下記のような説明があります。
日本版DMOは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。
このDMOは、
1.複数の都道府県を1つの観光地域とする広域連携DMO
2.複数の市町村を1つの観光地域とする地域連携DMO
3.単独市町村を1つの観光地域とする地域DMO
の3種類があり、平成30年3月30日現在、1.の広域連携DMOは7法人あり、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県を対象地域とする「一般社団法人九州観光推進機構」などが登録されています。
2.の地域連携DMOは39法人あり、事務所のある相模原市・厚木市・愛川町・清川村を対象とする「公益財団法人宮ケ瀬ダム周辺振興財団」などが登録されています。
3.の地域DMOは24法人あり、京都市を対象とする「公益社団法人京都市観光協会」などが登録されています。
このDMOに登録されるためには、DMO候補法人登録の申請を行い、DMO候補法人として登録されてから、要件を経てDMO登録されることとなり、現在、DMO候補法人として登録されているのは、3月30日時点で128法人あります。
DMOをプラットフォームとして海外からのインバンド需要を上手く取り込み、地方の強みである観光資源を活用した地方創生が各地で活発になるといいですね。