今日、お金を使う場面があって、いつものようにスーツの内ポケットに手を入れた瞬間、「!」
そうです、いつもあるはずの財布の感触が全くないのです・・・。
「あれ、いつもと違うポケットに入れたかな?」
「それともズボンのポケットだったけ?」
「いや、珍しくカバンに入れたかな?」
・・・残念ながら身の回りで考えられる可能性をすべて調べてみましたがどこにも見当たりません。時間の経過とともに、事の重大性が認識され、冷や汗が出る感触に襲われてきました。
携帯電話を財布と同じポケットに入れているので、「もしかしたら、電話を取り出す時に落としたかもしれない!」と思い、来た道を下を見ながら探してみましたが、全く見当たりません。
数十分後には会議の予定が入っていたこともあって、焦りがピークに・・・。
もしかしたら、事務所の机の上に置いていたかもしれないと思い、事務所まで戻ってきましたがダメ。自宅にも電話し、「財布あったよ!」という声を期待したのですが、やはりないとのこと。
最期の望みで、外出の際に着ていかなかったコートの内ポケットに手に入れたところ、いつもの感触が伝わってきました。そうです、コートの内ポケットに入っていたのです!
振り返って考えてみると、今日は朝から夜までびっしりと予定が入っているため、朝からその予定の流れのことを頭でずっと考えながら身支度をしておりました。しかも、いつもはスーツを着て財布と名刺入れを内ポケットに入れてから、コートを着て出勤するのですが、今日に限って、コートまで着てからいつものルーティンをしたため、誤ってコートの内ポケットに財布を入れてしまったことがわかりました。
別のことを考えていて、無意識のうちに体が勝手に動く自動化モードとなっていたため、頭の片隅に記憶が残っていなかったことと、いつものルーティンと異なる動きをしたのが原因です。
「あれ、家の火の元確認したっけ?」とか「事務所の戸締りしっかりしたっけ?」とか心配になるのと同様の現象です。心配になって戻ってみると、無意識のうちにいつものとおり戸締りなどしているにもかかわらず、覚えていないアレです。
昨日・今日と無意識の行動のメリット・デメリットを感じた出来事でした。